第24回 岩国玖珂・呼吸ケア研究会(平成30年12月9日)

演題発表報告 『ハイフローセラピーを導入した事例を通して学んだこと』

当院では新しい呼吸管理法“ハイフローセラピー”を導入し 呼吸不全の病状の改善を図るとともに患者さまの日常生活の維持や質の向上を目指しています ハイフローセラピーは高流量、高濃度の酸素を鼻カニューラから投与することで従来の酸素療法より高精度な呼吸管理が行えます また鼻カニューラを使用することで飲食が容易になりコミュニケーションも図りやすくなります

今回の我々は導入事例より体験したことを報告します

・患者さまの負担軽減を図りながら正確な酸素投与が行えた

・人工呼吸器装着に比べ拘束感は少なく意思疎通が図れ精神的なフォローが行えた

・ハイフローで状態が安定すれば早期にベッドサイドでのリハビリが開始できた

・チェックリストの作成やSpO2測定つき簡易モニターを用いることでトラブルを最小限に抑えることができた

・鼻カニューラが外れた場合 急激な低酸素状態に陥りやすく認知症やせん妄状態の患者さまには呼吸抑制を考慮した鎮静を図る必要がある

・ハイフローでは呼吸状態が改善せず人工呼吸器への移行や死亡例があった

今後ハイフローの使用頻度は増加すると考えられ その中でどのように安全を担保しながら管理していくことが重要となります ハイフローからの離脱 NPPV 人工呼吸器への移行のタイミングを逃すことのないよう細心の注意を払い看護を展開していきたいと思います

報告者:病棟看護師N

 

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